料理教室・森かおるのひとりごとです。


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野菜嫌い
2007/04/10

今年小学校五年生になる息子の食欲はますます
増大しています。
週末は少年野球にのめり込み、学校ではドッジ
ボールでひとあばれ…。
ですから必然的に燃料を欲するのは理にかなっ
ているのでしょうが、とにかく大人顔負けの量
なのです。

幸い好き嫌いがほとんどないというのはごはん
を作る立場としてとても助かります。
よく野菜を食べないのですが…というお話をお
聞きするのですが、そんな息子でもお肉と野菜
どっちが好き?と尋ねてみると、こちらの希望
通り「お野菜!」とは答えてくれません。
でもあえてメニューを考える時には野菜をメイ
ンにし、動物性の物を後で添えるような形にし
ています。
なのでこれがいや、あれがいやと言っていると
満足におなかが膨れないのですね。

決して無理強いはしないほうがいいとは思いま
すが、ごはんがおいしい!と思えるように体を
動かすことが一番の好き嫌いをなくす方法では
ないかしら。
野菜ジュースを買込んでいるお母さんが結構多
いようですが、それよりプランターで夏野菜な
んかを子どもと一緒に作り始めてみるというの
もいいのではないですか。
どんなに凝った料理より、おいしいと感じるの
はとれたて、そして空腹、ですものね。

 
不自然食品?
2006/12/26

遅ればせながらベストセラーの「食品の裏側」と
言う本を読んでみました。

感想は…この本の内容が全て真実であるなら、あ
まりにも私たちの「食」は不自然なものになって
いるんだという驚きでした。

私自身、食べ盛りの小学生の母であり、家計を預
かる主婦であり、店の経営者でもあるわけで、な
おかつ料理の講師でもあるというとても複雑な立
場で、食品、食材を選ぶ基準はとても一言では決
められないというのが正直なところです。
よほどの生活環境を変えない限り、化学調味料や
食品添加物を今後一切口にしない生活はおそらく
無理でしょうし、いったいどうしたらいいの?と
いう思いにもなりました。

著者の方も触れられていたように、改めて子ども
たちには本物の鰹だしの味とか、ごぼうの食感と
か、お米の甘さとかをしっかり記憶の中にとどめ
ておいてもらいたいと思うのです。

自然の恵みをいただく「食」。
不自然が普通になりつつある現代の「食」。
「自然食品」なんてよくよく考えればとても不自
然なネーミングですよね。

「自然」が希少価値になる前に、昔の当たり前の
「食」を残しておかなければと強く思ったのでした。
だって人間も自然の一部なんですから。
                   

 
夏の思い出
2006/08/26

そろそろ長かった夏休みも終わりに近づいてきましたね。
やれやれと感じられているお母さんも多いのでは?

今年の夏休みは私の仕事の都合でなかなか家族揃って出掛けるとい
うのが難しかったのですが、息子と2人でどこか近場に行くのも良
し、と思い立ち、私のお休みの日に出掛ける事にしました。そこで
せっかくなので息子にリクエストを聞いてみました。
遠くだったり、
出費がかさむようなところは嫌だな、なんて私の心の内と言うより
懐事情を知ってか知らずか「天王山登ろうか」。なぬ?
海や川ならまだしも、山登り?
確かに近いし安くつくけど……暑いやろなぁ
と、ともかくそのリクエストに答えるべくおにぎりと2リットルの
冷たいほうじ茶をリュックに入れて天王山をテクテク2人で登って
いったのです。
中腹あたりに山ア聖天さんの休憩所があり、お昼の鐘と同時に持っ
てきたおにぎりを食べました。
今ではあまり聞かなくなったミンミンゼミのBGMをバックに冷たい
お茶を一口飲みました。
次に自家製の梅干と塩鮭をほぐしたものを具材にしたおにぎりをほ
おばって「うまいなぁ」と息子。
「ほんまやなぁ」と私。
多種多様なこだわりの?おにぎりやお茶がコンビニに並ぶ昨今。
なんのこだわりもないおにぎりが一番おいしいと感じた夏の暑ーい
一日でした。                                   

 
適当という匙加減
2006/07/10

私がなぜ料理教室を始めたのかというお話は前
回書かせていただきましたが、料理教室の特徴
を今日はお話いたします。

それは私自身の性格と言ってもいいと思うので
すが、とても適当な教室なのです。といっても
もちろんレッスン料を頂戴しているわけです
から、でたらめを言っているわけではありません。
当然魚をさばいたり、スープをとったりなど基
本的なことはやります。
ただ、旬の野菜を意識し、習ったら家ですぐ作
ってもらえるもの、というコンセプトでレシピ
を考えていますので、あまりややこしく手に入
りにくい材料は極力避けています。ですからも
のすごーい料理を習いたいと思われる方にはと
ても物足りない教室かもしれません。ただ、私
自身おうちのご飯をおいしく、楽しく、かつヘ
ルシーなものにしたいと思っていますので、こ
のスタイルになりました。

【適当】という言葉はややもすると悪く聞こえ
がちですが、本来おうちのご飯はそこのお母さ
んの好みが軸になり、大さじ小さじ等も使わず
に、そのつど味見をしながら毎日家族のために
作っていたものだと思うのです。

ですから私は、うちの教室で習った料理の味は、
そこからどんどんそれぞれのおうちの味に変
化させていってほしいのです。私はもう少し甘
い方が良いなとか、薄い方が好きだなみたいに…。
その味がその家庭の味になって子どもが大きく
なったらお母さんの味が懐かしく思える…なん
てとても素敵なことだと思いませんか?
だからお母さんの適当な匙加減ほどおいしいも
のはないと思うのです。

私は生徒さんから言われてうれしい言葉が2つ
あります。
1つは「家でおいしく出来ました」2つめは「子
どもが野菜をよく食べるようになりました」こ
の2つの言葉です。

では、これからもみなさんのおうちの味のヒン
トになるレシピをどんどん考えていきたいと思
います。

 
食と子育て
2006/06/21

食と子育てこんにちは。料理教室森かおるです。
教室や暮らしの中で、「食べること」についてふと思ったことを綴ろうと思います。
お気軽に、お付き合いくださいね。

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私が33歳の時に超難産のすえ生まれた息子は早いもので今年で10歳
になりました。自分で上手に卵を割り、卵焼きまで作れるまでに成長し
ました。

料理好きが高じて民間のカルチャーセンターで料理教室の講師をさせて
頂いた経験を生かし、3歳の息子を保育所へ預け、今のレリッシュの前
身とも言うべきキッチンカフェという名のサロンを自宅ではじめた

のでした。

まだそのころ今のように<食育>などという言葉は世間に知られていませ
んでしたが、子育てをしていく中で自分自身子どもの食、とりわけ家庭
の食事のあり方にはとても強い思いがありました。

それというのもやはり現代のような便利になり過ぎた時代に、子どもを
産み育てるということはよほどの覚悟をもってしなければ、その便利さ
という一見とても耳に心地よいシステムに、流され、その結果子ども達
にとって大変な時代がやってくるのではないか。そんな危機感に近い気
持ちがあったからです。瓶やチューブに入った離乳食がなんら不思議で
なくなったのもちょうどこのころからのような気もします。

私の場合出産の時にいい看護師さんにめぐり合ったのもあって、おっぱ
いがたくさん出るようにマッサージをしてもらい、その結果運よく断乳
まで母乳のみで育てることができました。でもその
頃、母乳にダイオキシンが!というニュースも世間では飛び交いとても
悩んだことを記憶しています。私自身油っぽい食事が続いた時には軽い
乳腺炎にもなりました。

どうして自分の子どもに自分のおっぱいが飲ませられへんの?へんじゃ
ない? こんな体験から私は「食べるものは命に繋がっている」という
<とんでもなく当たり前のこと>に気づかされすごいショックをうけまし
た。

でもそうは言っても小さな子どもをかかえて毎日のご飯を作る…しかも
仕事を持っていたりしたらなおの事大変!そんな同世代の母親がたくさ
ん周りにいることも知りました。

私はこれからも、インスタントは嫌だけど手早くおいしくご飯を作りた
い、旬の野菜をたくさん体に取り入れたい、子どもの偏食を少しでも減
らしたい、そして何よりも家族で囲む食卓が一番楽しい、と思っていた
だけるそんなレシピをどんどん考えていきたいと思っています。

子どもを取り巻く環境は年々悪化しているような気がします。その中で
もコミュニケーション不足を嘆く声も聞こえてきます。
家族の食卓は子どもにとって一番のコミュニケーションをはぐくむ場であるべきと考えます。
会話が弾み、笑い声がたえない、そんな食卓で育つ子どもが一人でも
増えるように
小さなことを積み重ねていきたい思います。                                        

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